胸に響いた言葉 その弐

「自分の感受性くらい」

             茨城のりこ


        ぱさぱさに乾いてゆく心を
        ひとのせいにはするな
        みずから水やりを怠っておいて


        気難しくなってきたのを
        友人のせいにはするな
        しなやかさを失ったのはどちらなのか


        苛立つのを
        近親のせいにするな
        なにもかも下手だったのはわたくし


        初心消えかかるのを
        暮らしのせいにはするな
        そもそもが ひよわな志にすぎなかった


        駄目なことの一切を
        時代のせいにはするな
        わずかに光る尊厳の放棄


        自分の感受性ぐらい
        自分で守れ
        ばかものよ


たしか、中学生くらいの時に習った詩です。
いま読んでもガツンときますね、これは(>_<)