空を、見上げて。

わたしが育ったところは、どこまでも真っ平で
「山って何?」くらいのところだった。
空は地平線近くが見えるくらいどこまでも広く、青かった。
視界のほとんどは、空の青だった。
それに比べて、今住んでいるところは坂が多いし、
木や高い建物に囲まれているので
空がひどく狭いように感じる。
すると、不思議と気持ちまで窮屈になってしまう。
車に乗れるようになったら、広い空と広い海を見に行こう。
少しは元気をもらえるかな。